シナジーマケ株は上場2日目に初値、公開比2.6倍-大証ヘラクレス

更新日時

20日に大証ヘラクレス市場に新規上場し、 初日を買い気配で値付かずのまま終えていたシナジーマーケティングの株価は、 上場2日目のこの日に46万円の初値を形成した。公開価格(17万5000円)に 対する上昇率は2.6倍。一時47万8000円まで上げ、午前10時15分現在の売買 高は3172株。公開株数は2300株(公募1000株、売り出し1000株、オーバーア ロットメントによる追加売り出し300株)。主幹事は大和証券SMBC。

上場初日の20日は、公開価格の2.2倍となる39万1000円で買い気配のま ま、値付かずで終了していた。終了時の注文状況は、買い2615株に対して売り 1227株で、差し引き1388株の買い越しだった。

ベンチャーCの売り圧力少ない

水戸証券投資情報部の岩崎利昭課長は、市場からの資金吸収額が4億250万 円と相対的に小さく、ベンチャーキャピタルの売却可能額も少ないため、「需給 ひっ迫が起きている」と述べた。

シナジーマケは、CRM(顧客情報管理)ソフトウエアの開発を主力事業と する。本社は大阪市北区。メール配信やアンケートなどもできる機能を備えたア プリケーション・ソフト「Synergy!」をASP(ネットを通じたソフト の期間貸し)方式により低コストで提供している。「Synergy!」では、 顧客の年齢や性別、購買履歴などについても多角的に分析できる。また、ホーム ページ開設、顧客情報の分析や販売促進策の提案といったコンサルティング業務 も手掛けている。

内需の有望市場で高成長を評価

2007年12月期の予想連結業績は、売上高が前期比30%増の13億円、経常 利益は同42%増の1億6900万円。1株当たりの純利益は9741円を見込む。公 開価格から算出した予想PER(株価収益率)は18倍。調達する資金は、新規 ソフトの開発資金などに充てる予定だ。

水戸証の岩崎氏は、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問 題の広がりを受けて外需関連株に手を出しにくい状況にある中、「CRMといっ た内需の有望市場において高成長を遂げている点に着目した資金を集めている面 もある」としていた。

シナジーマケの谷井等社長は、ブルームバーグ・テレビとのインタビューで、 業績見通しについて「中間期の進ちょく率も順調にきており、期末はまず間違い なく達成できると考えている」と指摘。今後については「Synergy!」に ついて、大阪、東京の2拠点をベースに、「全国の代理店制度を整備していくと いうのを拡大の基本戦略に取っていく」(同社長)との認識を示した。

--共同取材:柿崎 元子 Editor:inkyo

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京  河野 敏 Satoshi Kawano +81-3-3201-2483 skawano1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net 東京 Nicolas Johnson +81-3-3201-8343 nicojohnson@bloomberg.net

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE