カントリーワイド債の保証料急上昇-資金繰り懸念で株5年ぶり安値

20日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、住宅金融米最大手、カントリーワイド・ファイナンシャルの社 債の保証料が急上昇した。資金繰りに行き詰まることへの懸念から、株価も5 年ぶり安値となった。

フォックスピット・ケルトン・コクラン・キャロニア・ウォーラーのアナ リスト、ハワード・シャピロ氏はカントリーワイド株の投資判断を引き下げた。 同氏は、米住宅抵当金融投資大手のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレ ディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の資金不足は、カントリーワイドに悪影 響を及ぼすとの見方を示した。フレディマックは20日、創業以来で最悪の四半 期赤字を発表し、減配や増資の可能性を示唆した。シャピロ氏は、フレディマ ックがカントリーワイドから住宅ローン債権を購入するのが難しくなると指摘 した。

カントリーワイドの広報担当者、リック・サイモン氏は破たんの「うわさ は全く真実ではない」と述べた。

シャピロ氏はリポートで、カントリーワイドの「生き残り戦略は」ファニ ーメイとフレディマックを「通じた流通市場へのアクセスが鍵」だが、ファニ ーメイとフレディマックの「資金が限られ、ローン債権買い取りを縮小しなけ ればならない可能性がある現状では、その戦略の実現性は低下する」と記述し ている。

投資家、破たんリスクを意識

スコッテンフェルド・グループの株式トレーダー、ポール・バーリナー氏 は、カントリーワイドが「破産申請するといううわさがある」と述べた。同氏 はうわさが真実である可能性は低いとの見方を示した。

カントリーワイドのアンジェロ・モジロ最高経営責任者(CEO)は19 日のインタビューで、楽観的な見通しを示していた。

同社が5年以内に破たんするリスクを意識し始めた投資家は、CDS保証 料の前払いを求め始めた。カントリーワイド株は一時22%安となった後、29 セント安の10.28ドルで終了した。年初来では76%下落し、2002年11月以来 の安値。

カントリーワイド債のCDSスプレッド150ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の900bp(フェニックス・パートナーズ・グループのデ ータ)。一時は年保証料500bpプラス13%の前払い金となっていた。

JPモルガン・チェースのモデルによれば、カントリーワイド債の保証コ ストは5年以内の同社のデフォルト(債務不履行)確率を47%とみる水準。

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