米社債保証料:上昇-フレディマック赤字で住宅金融会社の資金繰り不安

20日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場で、米企業の社債の保証料が上昇した。住宅ローン債権買い取りの 米2位の資金源であるフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が創業以来で 最悪の赤字を発表したことを受け、カントリーワイド・ファイナンシャルなど 住宅金融会社の資金繰りへの不安が浮上した。

ドイツ銀行によると、北米の投資適格級企業で構成するCDX北米投資適 格指数シリーズ9のCDSスプレッドは0.75ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し81.5bpとなった。CDSスプレッド1bpは債務1000万ド ルに対する保証料1000ドルを意味する。CDSスプレッド上昇は信用の質が劣 化したとの認識を示唆する。

フレディマック債の保証料は少なくとも4年ぶりの高水準となった。同社 は20億2000万ドルの赤字を発表した。赤字幅は一部アナリスト予想の3倍だ った。カントリーワイド債の保証コストは、破たんリスクを織り込む水準とな った。

ヘッジファンド会社サンノ・ポイント・キャピタル・マネジメントのアナ リスト、ピーター・プラウト氏は「金融セクターが溶解しつつある」として、「こ れは米金融当局への警鐘だ。大幅な利下げでも早期に状況を安定させられるか どうかは分からない」と話した。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、フレディマックのCD Sスプレッドは一時、14bp上昇の69bpを付けた。その後、64bpに低下し た。

カントリーワイドが5年以内に破たんするリスクを意識し始めた投資家は、 CDS保証料の前払いを求め始めた。カントリーワイドのCDSスプレッドは 150bp上昇の900bp。投資家は一時、500bpの年間保証料に加えて13%の 前払い金を求めていた。JPモルガン・チェースのモデルによれば、これは5 年以内の破たんの確率を54%とみる水準。

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