東京電波株が急反発、中間利益は計画の2倍に-携帯など需要拡大(2)

水晶発振器が主力の東京電波株が急反発。 一時は前日比149円(12%)高の1359円まで買われ、半月ぶりの水準に戻し た。携帯電話やデジタル家電向けに同社製品の需要が拡大、2007年9月中間決 算は会社の事前想定を大きく上回る見通しとなった。08年3月通期業績予想の 引き上げなどを期待した個人などからの買いが入っている。

取引時間中の上昇率が12%超となったのは06年2月1日(12.6%)以来、 約1年9カ月ぶり。同社株は今年1月から下落基調をたどって30%超値下がり したが、この日の急騰で75日移動平均線(株価の中長期的なトレンドを示唆、 19日終値では1366円)に接近し、下げ基調から脱する可能性も出てきた。

ブルームバーグ・プロフェショナルで見ると、平均取引サイズは290株で、 出来高加重平均価格(VWAP)の1314円から算出した平均的な売買代金は 38万円あまりと極めて小口だ。

十字屋証券投資情報室の岡本征良室長は、この日の東証1部の上昇率上位 を見て、「東京電波やマツモトキヨシホールディングスなどは好業績が好感さ れて買われている」と解説。その上で、現在の日本株市場はインデックス売買 を手掛けるファンド資金の影響を受けやすく、特にトヨタやコマツなど時価総 額の大きい輸出関連株は先物売りを通じた動きから上がりにくいため、主要指 数に採用されていない好業績株の値動きが良くなるとの認識を示していた。

会社側が19日に示した2007年9月中間期の連結業績予想の修正によると、 売上高は前年同期比17%増の66億円、営業利益が同2.2倍の5億1000万円と なったもよう。前回予想と比較すると、売上高で7億円(12%)、営業益で2 億6000万円(2倍)の増額。需要拡大の好影響を受けたほか、経費抑制で営 業利益率は7.7%と前年同期から3.6ポイント改善する。

同社は今月22日に正式な中間決算を発表する予定で、上半期業績の詳細 や通期業績予想の見直しなどは、22日に公表するとしている。

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