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三井住友FG株が反落、中間利益は30%減-ノンバンクリスク抱える

三井住友フィナンシャルグループ(SMF G)の株価が反落。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の 損失計上や出資先ノンバンクの株式減損処理が影響し、19日に発表した9月中 間期の連結純利益は前年同期比30%減の1706億円だった。本業は好調に推移し たが、手数料収入の伸びが鈍化している上、ノンバンクリスクを抱えていること もあり、業績の先行きを警戒した売りに押されている。

朝方に前日比4万2000円(5.3%)安の74万7000円まで下げ幅を広げたが、 徐々に下げ渋り、午前10時時点では1.8%安の77万5000円で取引されている。

野村証券金融経済研究所の守山啓輔アナリストは、10月26日の業績下方修 正発表から内容に大きな変化はなく、「決算内容には大きなサプライズはない」 (19日付の投資家向けリポート)と指摘した。

一方で、住宅ローン担保証券(RMBS)などの証券化商品の評価損が足元 拡大している点を挙げたほか、「政策金利引き上げ時期の後ずれや、法人・個人 部門の手数料収入の伸びが鈍化している」(守山氏)ことを踏まえ、同金融研で は今期(08年3月期)から2010年3月期までの業績予想を下方修正した。

19日に三井住友FGが公表したサブプライムローン関連の損失は約320億 円。下期は550億円の追加損失を見込み、通期では870億円程度と予想している。 サブプライム関連の投融資残高は9月末で約950億円。一方、出資先企業の株価 下落に伴う減損処理として、オーエムシーカードで440億円、セントラルファイ ナンスで100億円の損失などを計上した。

これに対し、9月中間期の本業のもうけを示す連結業務純益は前年同期比 17%増の4996億円となった。海外での貸し出し増加や利ざや改善によって資金 利益が拡大したほか、投資信託販売などの手数料収入も好調だった。

野村金融研の守山氏は、リース子会社の株式売却という特殊要因がはく落す る09年3月期予想基準のPER(株価収益率)は10.9倍と主要上場企業(NO MURA400)の15.0倍を下回り、10年3月期の予想連結純利益は前期比9.4% 増とNOMURA400と同水準だと分析。ただ、「ノンバンクリスクを依然抱え ていることから業績下振れリスクを考慮」(同氏)し、5段階評価の中位に当た る「3(中立)」の投資判断を据え置いた。

--共同取材:鈴木 偉知郎、河元 伸吾  Editor:inkyo

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