中央三井:中間純利益は47%減の356億円-本業好調も特別益が減少(4)

中央三井トラスト・ホールディングスが19 日に発表した2007年9月中間期の連結業績によると、純利益は前年同期比47% 減の356億円となった。貸出関連収益や投資信託販売による手数料収入など本業 は好調だったが、特別利益の減少や税負担の拡大が響いた。サブプライム(信用 力の低い個人向け)住宅ローン問題の影響はほとんどなかった。

ブルームバーグ・ニュースが中間実績から4-6月期を差し引いて算出した 7-9月期の純利益は同52%減の154億円。08年3月期の純利益は前期比25% 減の850億円を見込む。年間配当は1株当たり7円と前期に比べて2円増配とす る。

9月中間期の本業のもうけを示す連結実勢業務純益は前年同期比3.3%増の 827億円だった。資金利益が大きく伸び、投信や不動産関連収益などの手数料収 入も好調に推移した。一方、前年同期に計上した退職給付信託返還益158億円が なくなったほか、繰延税金資産の取り崩しに伴う税負担の拡大で純利益は減益と なった。

9月末時点のサブプライムローン関連の投資はゼロ。ただ、海外での債務担 保証券(CDO)を100億円保有しており、10億円の評価損が生じている。保 有する投資信託の運用資産の一部に住宅ローン担保証券(RMBS)が31億円 含まれているが、取得原価348億円に対して1億円の評価損が出ているという。

一方、約3600億円残る公的資金について岩崎信夫常務執行役員は会見で、 この9月中間期で返済原資となる利益剰余金が額面を上回る4050億円に積み上 がっており、09年8月の普通株への一斉転換時までに買い入れ消却する方針に 変更はないと説明した。

中央三井TH株の19日終値は前週末比17円(2.1%)安の811円。

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