シンガポール:GDP見通しを上方修正、7-9月期改定値は減速(2)

シンガポール通産省は19日、今年と来年 の経済成長率見通しを上方修正したことを明らかにした。同時に発表した2007 年7-9月期(第3四半期)国内総生産(GDP)改定値では、建設各社や消 費者向けの銀行融資が過去最高となるなかで、1991年以来で最長の景気拡大局 面が続いている状況が示された。

同省によると、2007年GDPは7.5-8%増のレンジ内の「上限」となる 見通し。従来の下限予想は7%増だった。08年の成長率は4.5-6.5%の範囲 内になるとし、従来予想の4-6%から上方修正した。

シンガポール政府は同国の金融センター化を進めており、これが建設需要 や採用増につながっている。CIMB-GK証券のエコノミスト、ソン・セン ウン氏は「融資の伸びが目覚ましく、建設業が依然として強いことから融資が 徐々に減少する兆しは出ていない」と指摘。「当社では今年のGDPが8%を 超えると予想している」と述べた。

2007年7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP、改定値)は前期比 年率4.3%増と、速報値(6.4%増)から下方修正され、4-6月(第2四半 期)の14.5%増(修正値)も下回った。エコノミストの予想値は、6.4%増だ った。

7-9月期のGDP改定値は前年同期比では8.9%増で、こちらも速報値 から下方修正された。4-6月期は同8.7%増だった。

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