LBOの失敗事例は増える見通し-米トーマス・H・リー共同社長

米投資会社トーマス・H・リー・パートナ ーズ(ボストン)のスコット・ショーエン共同社長は15日、インタビューに応 じ、レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資産を担保にして資金を調 達した買収)案件で失敗する事例が増えるとの見方を示した。7月に始まった 信用市場混乱が長引くなかで、投資銀行が買収案件の資金調達に向けた債務売 却に苦労していることが背景にあるという。

プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社は今年、過去最高と なる7410億ドル(約82兆円)相当のLBO案件を発表しているが、その一部 について手続きを完了できていない。米買収ファンド、サーベラス・キャピタ ル・マネジメントは14日、米建設機器レンタル最大手ユナイテッド・レンタル ズに対するLBOの撤回を余儀なくされた。15日には、米投資会社TPGとゴ ールドマン・サックス・グループによる米地域携帯電話サービス大手オールテ ル買収案件で、投資銀行がその資金調達を目的とした起債計画を延期している。

ショーエン共同社長は「こうしたケースが増えるだろう」と語り、「金融機 関から多大な圧力を受ける場合もある。水面下では戦いが繰り広げられている。 状況は一段と厳しくなっているようだ」と指摘した。また「LBO市場は小さ な窓しかないような状況に入った」と例えた。

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