日本株は一時小幅安に転換、中国関連が下げ拡大-円高で輸出伸び悩み

東京株式相場は午後の取引開始早々、株 価指数が一時小幅マイナスに転じた。海運市況の続落から商船三井など海運株 が安いうえ、中国の融資凍結報道も加わって三井物産など商社株やコマツなど 新興国関連株が軟調に推移している。午前の取引終了後に外国為替市場で円安 傾向が一服したことで、輸出関連株は伸び悩んだ。

午後零時55分時点の日経平均株価は前日比25円32銭(0.2%)高の1万 5179円93銭、TOPIXは0.26ポイント(0.02%)安の1471.41。東証1部の 売買高は概算で8億9495万株。値上がり銘柄数は416、値下がり銘柄数は 1181。昼休み中の東証立会外では約662億円のバスケット取引が成立した。

SBIイー・トレード証券の鈴木英之投資調査部長は「米サブプライム (信用力の低い個人向け)住宅ローン問題の影響から国内景気は読みにくくな っている」と指摘。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に不透明感が漂 っていることから、午後はマイナスに突っ込む場面もあると予想していた。

午後の東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が13、値下がり業種 が20。銀行、輸送用機器、電気機器、情報・通信、保険、不動産が高い。半面、 卸売、機械、鉄鋼、海運、食料品が安い。

「中国が商業銀行の融資凍結」と米紙が報道

19日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル紙(オンライン版)は、中 国銀行業監督管理委員会(銀監会)の匿名の幹部の話として、急拡大する投資 と経済成長を抑制するため中国政府が商業銀行各行に対し年内いっぱい融資を 凍結するよう指示したと伝えた。これに対し、銀監会の頼小民報道官は同日電 話取材に応じ、「中国本土銀行に融資凍結が課せられることは絶対にない」と 否定した。

午後の中国の代表的な株価指数CSI300指数は前週末比0.5%安。

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