岡三証の坂東氏:需給要因で今年も11月は金利低下、20年入札無難予想

岡三証券シニアストラテジストの坂東明継 氏は19日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、債券市場の需給動 向や21日に行われる20年国債入札の予想、今週の債券相場見通しなどについ て語った。コメントの主な内容は以下の通り。

債券相場の見通しについて:

「最近は、海外市場の影響が強く出ているので、先週末の米国の株高・債券 安の動きを強く受けて、きょうの朝方は売りが先行するとみている」

「毎年この時期は、需給が季節的要因で改善する。ここ数年間の動きを見 ても11月末にかけて利回りが低下している。今年も同じようなパターンになっ ている」

「今週は、基本的には高値圏でのもみ合いか。日本銀行が依然として利上 げ姿勢を維持しているので、この面から見ると債券利回りの一段の低下は期待 しづらい。一方で、需給がよいので押し目買いが入る。結局、(利回りの上、 下が抑えられる)サンドイッチのような状態になっている。」

20年国債入札について:

「季節的な需給好転という要因があるほか、全体的に投資家の押し目買い 意向が強いという状況のなかでは、クーポン(表面利率)が前回債の2.2%から 引き下げられても、無難な結果になる可能性が高いと思っている」

そのほかの今週の材料について:

「今週は中村清次日銀審議委員の会見などがあるが、よほど過激なことを 言わない限り、相場への影響は限定だと思う。引き続き海外市場の動きに左右 されるとみている。海外市場の最大の要因は、やはりサブプライム(信用力の 低い個人向け住宅融資)問題だ」

今週の先物12月限と新発10年物国債利回りの予想レンジ:

「レンジとしては、先物12月限で136円40銭から137円40銭。新発10 年物の利回りは1.44%から1.54%で、1.50%をはさんだ動きを想定している。 ここからの利回り低下には新規の材料が必要だといえる」

「1.5%の水準で押し目買いの需要が高いのは、需給要因が大きな理由だ。 ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)から見れば、このレベルは積極的 に買える水準ではないと思っている」

--共同取材:吉川淳子   Editor:Yamanaka(nkk)

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