9月対米中長期証券投資:264億ドルの買い越し、予想を下回る(3)

米財務省が16日に発表した統計による と、外国の政府と投資家が保有する中長期金融資産額は9月に264億ドルの買 い越しに転じた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央 値は715億ドルの買い越しだった。前月は706億ドルの売り越し(速報値 693億ドルの純減)だった。

短期国債や株式スワップなどの短期金融資産を含むと147億ドルの売り 越しだった。前月は1507億ドルの売り越し(速報値は1630億の売り越し) だった。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア通貨ストラテジスト、メグ・ブ ラウン氏は「8月はさえない月となったが、9月は安定した。米国から永久に 資金が引き揚げられている証拠はない」と述べた。

海外投資家による米株式投資は25億ドルの買い越しとなった。8月は 407億ドルの売り越しだった。S&P500種株価指数は9月に3.6%高となり、 7、8月の下落から回復した。

海外からの米中長期国債投資は263億ドルの買い越しとなった。8月は 28億ドルの売り越しだった。

政府機関債の買い越し額は115億ドルと、8月の84億ドルから増えた。

米投資家による外国証券の売り越し額は9月に290億ドルと、8月の 345億ドルを下回った。

海外主体が保有する中長期金融資産では、民間投資家が268億ドルの買 い越し(前月は118億ドルの売り越し)に転じた。中央銀行など公的機関も 285億ドルの買い越し(前月242億ドルの売り越し)だった。

社債投資も151億ドルの買い越し(前月9億3400万ドルの売り越し)に 転じた。

国別動向

中国の米国債(短期債含む)保有総額は35億ドル純減し、日本も34億 ドルの純減となった。一方、英国は224億ドルの純増となった。

ヘッジファンドとの関連が強いとされるカリブ諸国は49億ドルの純減と なった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国など石油輸出国による投資は24 億ドル純増の1257億ドルとなった。

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