欧州債(16日):2年債は続伸-米サブプライム懸念で安全資産買い

欧州2年国債相場は続伸した。米サブプラ イム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに端を発する損失拡大の兆候が示され たことを受け、安全投資としての国債需要が高まった。2年債相場は週間ベース でも上昇し、10年債に対する利回り格差はここ5週間で最大となった。

米証券会社ゴールドマン・サックス・グループは、信用市場の損失で経済に 最大2兆ドル(約220兆円)の影響が生じる可能性があるとの試算を明らかにし た。これを受けて、市場混乱を背景に、欧州中央銀行(ECB)の政策金利引き 上げ余地が限定的になるとの観測が広がった。

アンシンジェール・ドゥ・ボーフォールの債券アナリスト、マーク・オスワ ルド氏(ロンドン在勤)は、「相場の方向は金融部門のニュースに左右されてい る」と指摘した上で、「リスク回避の動きが依然として見られ、市場の警戒感は 強い」と述べた。

ドイツ2年国債の利回りはロンドン時間午後4時半までに、前日比6ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下し、3.79%となった。前週末からは 3bp低下した。同国債(2009年9月償還、表面利率4%)の価格は前日比で

0.11ポイント上昇し100.35となった。またドイツ10年国債の利回りは2bp 下げ4.10%。

2年債と10年債の利回り格差は前日から4bp拡大し31bpと、先月11日 以降で最大の水準に近付いた。前週末比でも4bp広がった。

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