ゲイツ氏やハーバード大出資のPE:廃熱再利用に15億ドル投資へ

マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏や 米ハーバード大学が出資するプライベート・エクイティ(未公開株、PE)投資 ファンド、デナム・キャピタル・マネジメントが、廃熱を再利用する技術の普及 に、最大15億ドル(約1650億円)を投資する計画だ。同事業への民間投資額と しては過去最高となる。

デナムは、工場などの煙突から排出されたエネルギーを再利用するタービン の設置事業に融資する予定。この装置の設置により、電力費用を削減するととも に温暖化ガスの排出量を抑制することができる。デナムと、この事業を運営する リサイクルド・エナジー・デベロップメント(イリノイ州)が発表した文書によ ると、リサイクルド・エナジー・デベロップメントを親子で経営するトム・カス テン氏とショーン・カステン氏が同事業を手掛ける。

燃料価格が高騰する一方、米政府が再生可能エネルギーの消費拡大を推進す るなか、環境関連投資が加速している。米カリフォルニア州は昨年9月、エネル ギー集約型事業に対し、温暖化ガスの排出量を向こう14年間で25%削減するこ とを義務付ける法律を制定した。

調査会社クリーンテック・グループ(ミシガン州)のマネジングパートナー、 ジョン・バルバッハ氏は「市場は、このような動きが、かなり長期的なものでは ないにしても持続的なものであると認識しているため、これまで以上に多くの資 本を投資している」との見方を示した。

大学基金としては世界最大の349億ドルを擁するハーバード・マネジメント は、デナムに出資していることを認めている。また、関係者によると、ゲイツ氏 の投資会社カスケード・インベストメントも同ファンドに出資している。

ハーバードの広報担当者ジョン・ロングブレーキ氏は「外部の運用者との関 係についてはコメントできない」と述べた。また、カスケードの広報担当者に電 話でコメントを求めたが、応答はなかった。

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