中国人民元:対ドルで5週ぶり下げ-新興市場への投資減少観測で

中国外国為替取引では、人民元がドルに対 し週間ベースで下落し、10月12日終了週以来で初めての下げとなった。信用市 場の損失拡大で、投資家らが新興市場への投資を手控えるとの観測が広がった。

英銀バークレイズが米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関 連した評価損を明らかにしたのに加え、米銀ウェルズ・ファーゴが住宅市場は大恐 慌以降で最悪の状態にあるとの見方を示したのを受け、アジア各国の株式相場は下 落した。

BNPパリバの通貨ストラテジスト、ティオ・チンルー氏(シンガポール在 勤)は、「評価損と金融環境への懸念が市場を脅かした」と指摘した上で、「手じ まいの動きがあった」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、1ドル=7.4257元。前日遅くは7.4288元だ った。週間ベースでは9日の7.4108元から0.20%下落した。2005年7月のペ ッグ(連動)制廃止後の上昇率は11.4%となっている。

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