中国の1-10月の固定資産投資:前年同期比26.9%増-伸び加速(2)

中国国家統計局が16日発表した2007年 1-10月期の都市部固定資産投資は、前年同期比26.9%増の8兆9000億元 (約132兆円)となり、伸びが加速した。中国人民銀行が、今年に入って6 回目となる利上げを実施する公算が大きくなった。

1-10月期の伸び率は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミ スト21人の予想中央値(前年同期比26.2%増)を上回った。1-9月期の伸 び率は同26.4%だった。

この統計に先立ち発表された10月の経済指標では、インフレ率が10年 ぶり高水準となり、貿易黒字は過去最大に膨らんだことが示されていた。固定 資産投資の増加は中国の成長をけん引しているが、輸出需要が鈍化した場合に 工場の稼働停止や失業、供給過剰に陥るリスクを高めることにもなっている。

HSBCホールディングスの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏 (香港在勤)は「中国は景気過熱リスクを抱えており、金融政策の引き締めが 一層必要になっている」と指摘し、「少なくとも年内にあと1回は利上げがあ り、人民銀は融資抑制を一段と強化するだろう」と述べた。

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