来年の東南アジア株、他のアジア株を上回る上昇に-JPモルガン

米銀3位JPモルガン・チェースによれば、 来年の東南アジアや中国、香港の株式相場は他のアジア市場を上回る上昇とな るもようだ。通貨高で消費者購買力が押し上げられることが背景。

JPモルガンのアジア株式ストラテジスト、エードリアン・モワット氏(41) はインタビューに応じ、投資家は輸出に依存している韓国や台湾、金利が上昇 しているオーストラリアよりも、こういった市場を選好すべきだと述べた。た だ、アジア全体としては引き続き海外投資家から資金を引き寄せるとみている。

モワット氏は「来年もまた株式投資リターンは非常に良好となろう」と語 った。同氏は「これまでアジア市場の株価上昇を支え、バリュエーションを押 し上げてきた要因が幾つかあるが、こういった要因が依然として存在している」 と指摘した。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ア ジア太平洋指数は今年に入り15%上昇しており、MSCI世界指数の約2倍の 伸びとなっている。投資家は主要国で最も高い成長率の中国やインドを含むア ジアで企業収益の伸びが加速するとみている。このままいけば、MSCIアジ ア太平洋指数は、過去5年のうち4年、MSCI世界指数を上回ることになる。

モワット氏は「投資家はアジアの見通しに非常に敏感になっている」と指 摘。「アジア経済は非常に堅調で、インフレ率が上昇している」との見方を示し た。

シンガポールのST指数は08年末までに、9日の水準から33%上昇する と予想されている。香港のハンセン指数は22%上昇の見通し。これに対し、オ ーストラリアのASX200指数は7%、韓国総合指数は16%の上昇率が見込ま れている。

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