桧家住宅株は上場2日目に初値、公募価格比33%安の4万7110円

15日に名古屋証券取引所2部に新規株式 公開(IPO)上場した桧家住宅株は、上場2日目の16日に公募価格(7万円) に対して2万2900円(33%)安の4万7100円で初値を付けた。この日も、寄 り付き直後から売りに押される展開だったが、午後1時22分に値が付いた。直 近上場した銘柄の初値が公募価格を割り込むことが多くなり、IPO人気が低 迷しているほか、流動性の低さが課題の地方取引所への上場でもあり、投資家 の買い意欲は鈍かった。

市場では「新興市場の投資家離れに加え、IPO人気がなくなっている。 名証という注目度が低い地方取引所への上場ということで売られやすいとは思 っていたが、これほど気配値を下げ続けるとは予想していなかった」(丸八証 券の細井克己企業調査部長)との声が聞かれた。

名証セントレックス市場に8日上場した日本商業開発や、ジャスダック市 場に9日上場したメガロスの初値は公開価格を下回り、11月のIPOでは公募 価格割れが目立つ。

名古屋進出目指しての市場選択、計画は遅れ気味

桧家住宅は東京、埼玉、千葉、茨城、栃木の1都4県で木造注文住宅、建 築事業を請負・施工するほか、リフォーム事業も手掛ける。同社総務部の奈良 竹二課長代理によると、同社は名古屋への進出を目指しており、「それに先駆 ける形で名証に上場することにした」。

ただ、改正建築基準法の施行に伴い、新設住宅着工戸数が落ち込んだ影響 を受け、名古屋進出計画は遅れている。法改正により地元首都圏の建設事業で 建築確認など手続きに時間がかかっているため、設計会社などの取引会社がな い名古屋に進出すれば、さらに時間がかかる懸念があるという。

07年12月期の予想連結業績は、売上高が前期比9.4%増の171億9800万 円、営業利益は同22%増の6億5200万円。新規上場に伴う5000株の公募新株 発行を加味した1株当たりの純利益は9106円89銭(期中平均株式数で算出) を見込む。公開株数は1万株(公募、売出ともに5000株)。主幹事はそしあす 証券。

-- Editor:M.Asai(ink)

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