【個別銘柄】エディオン、日テレ、新光商、井関、丸井G、千葉興銀

16日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

エディオン(2730):午後の取引で一段高となり、6%高の1317円で終 了。午前11時に発表された9月中間期の利益予想の上方修正が好感された。 利益修正の最大要因は、子会社で近畿地方を中心に展開する「ミドリ電化」の 業績が仕入れ統合により、利益率が予想を超えて改善したため。

日本テレビ放送網(9404):3.4%高の1万3960円と大幅反発。広告収入 は足元で低迷しているが、コスト削減効果を考慮すると、PBR(株価純資産 倍率)など投資指標面での割安感は強まっていると複数のアナリストから指摘 され、見直し買いが優勢になった。同社のBPS(1株当たり純資産)は9月 末時点で1万6233円。「続・三丁目の夕日」などヒット中映画への期待も。

三菱重工業(7011):6%安の522円と大幅続落し、安値引け。国土交通 省発注の鋼橋上部工事について独占禁止法違反行為に伴う営業停止処分を受け たと、15日に発表した。営業停止期間は11月30日から2008年1月13日まで の45日間。

新光商事(8141):ストップ安となる300円(18%)安の1413円で比例 配分された。東証1部の値下がり率トップ。パチスロ機の射幸性に対する規制 強化などにより、娯楽機器関連の売り上げが不調なほか、円高による悪影響も 受けるとして、通期(08年3月期)業績予想を下方修正したことで、投資家か らの売りを集めた。

井関農機(6310):16%安の166円。一時165円まで下げ、約2カ月ぶり に年初来安値を更新した。国内でトラクターやコンバインなど農業機械が低調 で、9月中間期の連結営業損益は3億1900万円の赤字(前年同期は24億円の 黒字)に落ち込んだ。従来予想は10億円の黒字。

日本曹達(4041):7.3%安の471円と大幅反落。農薬関連事業の経費が 想定外に増加、今期(2008年3月期)の連結営業利益予想を4%引き下げたた め、業績に対する失望売りが増えた。

長谷工コーポレーション(1808):6.3%安の210円と3日ぶりに反落。 改正建築基準法によるマンション建築の遅れなどから、会社側では2008年3 月期の営業利益予想を引き下げた。13期ぶりの復配や自社株買いも発表したが、 収益の先行きに対する懸念が勝った。

丸井グループ(8252):3.2%安の1087円。一時1079円と2003年8月以 来の安値を付けた。貸付金利引き下げの影響によりカード事業の収益が悪化、 小売事業も伸び悩んでおり、通期(2008年3月期)業績予想を下方修正した9 日以来、下値模索の展開が続く。

シャープ(6753):2%安の1742円と続落。一時は1740円まで売られ、 2006年7月21日以来、約1年4カ月ぶりの安値を更新した。住宅金融問題が 米国の実態経済に悪影響を与えるとの懸念が強まる中、米クリスマス商戦も過 去数年のような勢いは望みにくいとして、液晶テレビの販売上振れ期待が後退 している。

ミスミグループ(9962):1.9%安の1756円と3日続落。一時は1744円 まで売られ、連日の年初来安値となった。足元の業績は会社計画通り推移して いるが、米国金融市場の混乱が実体経済に与える影響が読みにくく、顧客先も とまどっているため、10月の稼働状況に減速感が見られた。先行きが不透明な ことで買いが限定された。

TAC(4319):5.7%安の465円と急反落。企業業績の拡大に伴い企業 が人材育成を強化しており、同社の法人研修事業は伸びている。通期(2008年 3月期)の収益予想値を15日に増額修正したが、すでに8日には9月中間期 業績を上方修正、その後株価は前日までに2割近く上昇していたことから、好 業績は株価に反映済みと受け止められた。

コープケミカル(4003):午後に急伸し、12%高の126円で終了。午後1時 過ぎに9月中間期決算を発表すると同時に、08年3月期通期の業績予想を増額 修正した。省力化や環境負荷低減に役立つ高機能性肥料の拡販などで、通期の 連結純利益は前期比2.2倍の3億円(従来予想は1億8000万円)を見込む。

帝国電機製作所(6333):ストップ安に当たる400円(15%)安の2210 円。15日に9月中間決算発表と同時に、通期(08年3月期)の連結営業利益 計画を従来予想から5.9%減額修正し、前期比8.4%増の18億8100万円とし た。主力のケミカルポンプは堅調ながら、原燃料価格の高騰が利益を圧迫する。

アーク(7873):ストップ安となる100円(14%)安の612円で比例配分。 年初来安値を更新。金型などの自動車関連事業が低迷し、08年3月期の最終損 益は39億円の赤字になる見通しとなった。従来予想は50億円の黒字だった。

ドワンゴ(3715):12%高の43万7000円と大幅続伸。一時44万円まで 買われ、7日に付けた年初来高値を更新した。野村証券は15日付で「強い買 い」の投資判断を継続している。

旭テック(5606):17%安の113円。下落率としては2001年12月26日 (17.2%以来)の大きさとなった。15日の中間決算公表時に、2008年3月期 の連結純損失見通しを従来計画の28億円の赤字から80億円の赤字に下方修正 すると発表。北米自動車市場の不振により、連結子会社の売り上げ低迷や費用 の増加が響く。

日本パーカライジング(4095):14%高の1310円と大幅に3日続伸。東証 1部の値上がり率トップ。主力の薬品事業や加工事業が伸び、9月中間の連結 純利益は前年同期比4.7%増の38億8600万円となった。08年3月通期の従来 計画値75億円は据え置き。JPモルガン証券は利益率改善の兆しが見えたと 「OVERWEIGHT」判断を継続。

千葉興業銀行(8337):10%高の1325円と大幅続伸。貸出金利息や有価 証券配当金が増加し資金運用益が伸びたほか、投資信託販売手数料など役務収 益も好調で、08年3月期通期業績予想を上方修正した。連結純利益は前期比

6.4%増の101億円を見込む。従来予想は98億円。

新川(6274):11%安の1756円と大幅続落。一時ストップ安目前の295 円(15%)安の1670円まで下げ、52週安値。半導体メモリ価格の下落による 設備投資意欲の低下から、2008年3月期連結業績予想を15日に下方修正した ことを受けた。新たな営業利益予想値は36億6000万円で、従来計画から18% 減額。前期比では、これまでの4%増益から一転して14%の減益になる。

ソフトブレーン(4779):ストップ安となる2000円(13%)安の1万 3980円と急反落。ソフトウェアの販売価格低下と出資先の民事再生手続き開始 に伴う特別損失計上などで、07年12月通期の業績予想を下方修正。連結純利 益は1億5000万円(従来予想は3億2000万円)を見込む。

東亜建設(1885):4.4%安の108円と大幅続落。上期(4-9月)に完 成を予定していた大型工事が下期に先送りとなったうえ、繰延税金資産の厳格 化も影響し、9月中間期の最終赤字が従来予想に比べて拡大したようだと発表 した。足元の工事利益率は改善傾向にあるものの、収益の不透明感がぬぐえず、 売りに押された。

THK(6481):3.9%安の1937円。一般機械やハイテク向けの直動シス テムが不調として、通期(08年3月期)業績予想を減額修正。連結営業利益は 前期比2.6%減の310億円(従来予想は330億円)を見込む。

パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス (2466):4.2%安の9万2900円。新規会員の取得遅れと既存コースの低迷が 響くとして、07年12月通期の業績予想を下方修正した。連結純利益は前期比

3.8%増の90億円を見込む。従来予想は104億円。

ぴあ(4337):0.3%安の1738円と小反落。チケットシステムの次世代シ ステムへの移行に伴う費用により、9月中間期の連結純損失は計画通り前年同 期から拡大した。通期(08年3月期)も赤字転落の予想を維持したことから、 新しいビジネスモデルが構築できるまで投資しにくいとの見方が強まった。

サンドラッグ(9989):2.5%安の2745円と反落。既存店売上高をはじめ 業績は堅調に推移しているが、出店が計画に対して遅れ気味で推移しているた め、売り上げの拡大スピードが緩慢とみられた。特別損失の計上で純利益予想 を引き下げ、売りに押された。

ウィーヴ(2360):ストップ安となる4000円(12%)安の2万9000円。 テレビ・キャラクター事業は堅調に推移しているものの、売上構成比で46%を 占める出版事業での新規出版物の不振が収益を直撃。2007年12月期は黒字予 想が一転して赤字に転落する見通しになった。新たな柱として事業拡大を進め ている出版事業の先行き懸念が高まった。

桧家住宅(1413):15日に名古屋証券取引所2部に新規株式公開(IP O)上場した。この日も売り気配が続き、午後1時22分に公開価格(7万 円)に対して2万2900円(33%)安の4万7100円で初値を付けた。終値は4 万6200円。

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