日商の岡村新会頭:世界経済は「土砂降り」にならず-円・素材高でも

日本商工会議所の岡村正新会頭(東芝会 長)は15日の就任会見で、世界経済の動向について、円高や素材価格上昇に 見舞われてはいるものの、「土砂降りの雨になる状況では決してない」と強調、 「数カ月後には再び回復軌道に戻る」との認識を示した。

岡村氏は、①米のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題 を発端とする為替変動②原油高に代表される素材価格の高騰-が世界経済全体 を押し下げてはいるが、こうした状況は「経済のファンダメンタルズ(基礎的 諸条件)そのものへの不信感」の表れではないと説明。欧州や新興諸国を含め て世界的な成長の方向は今後も大きく変わらない、と語った。

また、今回の円高に関して「急激な変動がやや投機的に行われる事態は、 短期的に見れば極めて深刻な問題」と指摘。「特に輸出企業をサポートしてい る中小企業には非常に大きな痛手」になるとして、金融当局に対し「中小企業 の動向も踏まえたうえで慎重な対応」を求めた。

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