米国債:バークレイズの評価損計上で買い、追加利下げ観測強まる

米国債相場は上昇。英銀バークレ イズが米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券で 損失を計上したことから、短期米国債に対する質への逃避動向が強まっ た。

2年債利回りは10年債利回り以上に低下。12月の米連邦公開市場 委員会(FOMC)で信用市場のてこ入れを目指し、追加利下げが実施 されるとの観測が強まったことが背景だった。3カ月物TBの利回りも 低下。米資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)の発行残高が過去 14週間にわたり減少していることが一因だった。

リバーソース・インスティチューショナル・アドバイザーズで運用 に携わるコリン・ランドグレン氏は「先月の評価損公表が口火を切り、 このところ連日、評価損のニュースが続いている。この結果、質への逃 避先として、米国債が買われている」と述べた。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 1時6分現在、2年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01ポイント)低下し3.4%。一時は05年2月以来の低水準となる

3.38%まで低下した。2年債(表面利率3.625、償還期限2009年10 月)の価格は6/32上昇の100 13/32。

10年債利回りは前日比4bp低下の4.21%。10年債利回りは2年 債利回りを81bp上回った。

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