英バークレイズ、13億ポンドの評価損を計上-サブプライム関連で

英銀3位のバークレイズは15日、米サブ プライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン市場危機に関連し、13億ポンド (約2980億円)の評価損を計上したと発表した。

発表資料によれば、評価損の内訳は2007年7-9月(第3四半期)が5億 ポンド、10月が8億ポンド。バークレイズはまた、1-10月期の純利益と税引 き前利益について、同行も傘下のバークレイズ・キャピタルでも増加しているこ とを明らかにした。

ロバート・ダイアモンド社長は発表資料で「われわれの事業の多様性、リス ク管理の強さ、業務遂行や顧客への注力によって、07年初めからこれまでの業績 は昨年の記録を上回った」と説明した。

MFグローバル・セキュリティーズのアナリスト、マムーン・タジ氏は「評 価損は市場予想より良い数字だった」と指摘。「緊急増資への懸念は去った。バ ークレイズには嵐を乗り越えるに十分な資本がある」と述べた。

バークレイズによると、公表された10月の費用および評価損は「格付け各 社による広範な債務担保証券(CDO)格下げや、それに続く市場の低迷」を反 映している。

ダイアモンド社長は同日開かれた報道関係者との電話会議で、銀行内の最も リスクが高い債務関連証券についてけじめをつける機会を設けたとし、「サブプ ライム問題は根深い」と話した。

クリス・ルーカス最高財務責任者(CFO)は同会議で、米住宅関連のCD Oでさらなる評価損が出るリスクはないと指摘。米サブプライム資産への投資継 続分があることも明らかにした。

発表後のロンドン市場で、バークレイズ株は上昇している。午前8時半(日 本時間午後5時半)現在は3%高の549ペンス。

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