住信:中間純利益は41%減、ノンバンク向け引当てやサブプライム(3)

住友信託銀行が15日発表した2007年9 月中間期連結決算によると、純利益は前年同期比41%減の377億円となった。 ノンバンク向け貸出金の引き当てを強化したことに加え、米サブプライムロー ン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題の影響による損失も響いた。

ブルームバーグ・ニュースが中間実績から4-6月期を差し引いて算出し た7-9月期の純利益は同64%減の132億円。08年3月期の純利益は前期比 13%減の900億円を見込む。

中間期の本業の儲けを示す連結実質業務純益は前年同期比2.8%減の1024 億円。不動産関連手数料や投資信託販売は好調だったが、債券取引などの市場 性収益が落ち込んだ。与信関係費用は354億円の負担となった。ノンバンク向 け引当金の増加で300億円、サブプライム問題の影響による貸出金売却損90億 円も計上、前年同期に比べて312億円悪化した。

会見した森田豊社長はサブプライム関連の損失について「通期では200億 円程度の損失を見込む」と説明。9月末時点の住宅ローン担保証券(RMB S)など資産担保証券の残高(住友信託単体)は6098億円。224億円の評価損 が生じており、下期に100億円程度の減損処理が必要になるとみている。

野村証券金融経済研究所の守山啓輔シニアアナリストは住友信託について、 「業績修正を行っており決算内容に大きなサプライズはない」(15日付リポー ト)と指摘。その上で「年金・投信受託関連や不動産関連の手数料収入が堅調 に伸びている」(同)と評価している。

08年3月期の実質業務純益は前期比ほぼ横ばいの2150億円。与信関係費 用は500億円と期初予想に比べて倍増する。

住友信託の株価終値は前日比22円(2.8%)高の800円。

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