10月の中国鉱工業生産:前年比17.9%増に減速-市場予想下回る(2)

中国国家統計局が15日発表した同国の 10月の鉱工業生産は前年同月比17.9%増に減速した。同国政府は深刻な環境 汚染を引き起こし、エネルギーを大量消費する鉱工業の生産抑制を目指してい る。

10月の伸びは、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト22 人の予想中央値(前年同月比18.5%増)を下回った。9月は前年同月比

18.9%増と高い伸びを示していた。

この統計によって、中国の景気過熱に対する政府の懸念が緩和される可能 性は低いとみられる。10月のインフレ率は10年ぶりの高い伸びとなり、貿易 黒字は過去最高の270億ドル(約3兆円)に達した。温家宝首相は14日、同 国の成長率が3四半期連続で11%を超えたことを受け、マクロ経済のコント ロールを強化する方針を示していた。

スタンダード・チャータード銀行のシニアエコノミスト、スティーブン・ グリーン氏(上海在勤)は「依然としてかなり高い伸びだ」と指摘。「政府は 中国が景気過熱の瀬戸際にあり、ごく近い時期に利上げを行う必要があること を承知している」と述べた。

利上げが実施されれば今年6回目となる。現行の1年物の基準貸出金利は

7.29%と、1998年以来で最も高い水準。

1-10月期の鉱工業生産の伸びは前年同期比18.5%だった。

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