日本株は小幅続伸、資源や金融関連高い-輸出株軟調で指数上値抑える

午前の東京株式相場は小幅続伸。原油など の海外商品相場が大幅上昇となっていることを受け、在庫評価益の上積み期待か ら、9カ月純利益が増益だった東燃ゼネラル石油のほか、新日本石油など石油製 品株、三菱商事などの資源株の一角が高い。ゴールドマン・サックス証券が投資 判断を新規に「買い」としたT&Dホールディングスを中心に、保険株も買われ ている。三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株も高い。

半面、前日の米国で発表された10月の小売売上高が鈍化傾向となり、米個 人消費に陰りが見え始めていることから、トヨタ自動車やホンダなどの輸送用機 器、TDKや東芝などの電気機器といった輸出関連株の一角は下落。株価指数の 上値を抑えている。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニア・テクニカルアナリストは、「売 られ過ぎの修正が進んでいるが、売り買いともに手掛かり材料がない状況であり、 上値が限られてこよう」との見方を示した。

午前9時29分現在の日経平均株価は前日比22円68銭(0.2%)高の1万 5522円24銭。TOPIXは同8.31ポイント(0.6%)高の1506.02。東証業種 別33指数は28業種が高い。

TOPIXの上昇寄与度上位を見ると、銀行指数や保険指数などが並び、相 対的に内需関連株が堅調な動き。業種別の上昇率上位には、証券・商品先物指数 も入っている。

一方、輸出関連株は軟調だ。TOPIXの下落寄与度上位には、輸送用機器、 電気機器指数が並ぶ。米個人消費の鈍化懸念が重しとなっているためだ。前日の 米国では、米百貨店メーシーズが11-1月期(第4四半期)の既存店売上高が 減少するとの見通しを示した上、米商務省が発表した10月の小売売上高(速報、 季節調整済み)が前月比0.2%増と、9月の0.7%増(速報値0.6%増)から伸 びが鈍化した。

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