UBS:10-12月評価損は約2000億円か,数四半期に分散も-JPモルガン

JPモルガン・チェースは15日、スイス の銀行最大手UBSが10-12月(第4四半期)に計上する評価損について、米 メリルリンチやシティグループの評価損から類推される規模よりは低水準にと どまるだろうとの見方を明らかにした。

JPモルガンのキアン・アボホセイン氏は15日、UBSのマルコ・スータ ー最高財務責任者(CFO)と会談後に発表したリポートで、第4四半期に「U BSが計上する評価損は20億スイス・フラン(約2000億円)前後の公算が高 い」と指摘。「UBSの時価評価手法から見て、評価損を数四半期に分けて計 上する可能性が高い」との予想を示した。

UBSの7-9月(第3四半期)は、米国のサブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローン危機の影響で46億6000万ドルの評価損を出して約5年で 初の赤字となった。メリルは第3四半期に84億ドルの評価損を計上し、シティ は第4四半期に最大110億ドルを計上する可能性がある。

アボホセイン氏は、メリルやシティが採用している時価評価モデルはUB Sよりも「積極的」で、これをUBSにあてはめると74億スイス・フランの評 価損が示唆されるとも言えると指摘した。同氏はUBS株の投資判断を「オー バーウエート」としている。

同氏はスーターCFOとの会談で「前向きな印象を受けた」として、「事 業の基盤は10月も引き続き健全で、特に資産運用が好調のもようだ」としてい る。

UBSの広報担当者、サビーヌ・ウォースナー氏は15日ブルームバーグ・ ニュースに対し、10月30日に発表した第4四半期見通しを維持していると述べ た。同社は投資銀行部門の黒字回復の見込みは低いものの、全社的には黒字と の見通しを示していた。

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