仏クレディ・アグリコル7-9月:17%減益-トレーディング損失響く

資産規模でフランス2位の銀行のクレディ・ アグリコルが14日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、前年同期 比17%減益となった。投資銀行部門のトレーディング損失や、米国の住宅ロー ン関連資産で評価損が増えたことが響いた。

純利益は9億5400万ユーロとなり、前年同期の11億5000万ユーロから減 少するとともに、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト7人の予想 中央値(9億6700万ユーロ)を下回った。

投資銀行部門のカリヨンは9月、無断取引で2億3000万ユーロの損失を招 いたニューヨークのトレーダーを解雇した。同行はこのトレーディング損失を 除いた場合の利益は、前年同期比で6.5%増加したと説明した。ただ、同社は米 国の高リスク住宅ローン関連資産で新たに5億4600万ユーロ(約889億円)の 評価損を計上した。

同行は発表資料で、「第3四半期は米国の住宅ローン市場の混乱や、それ に伴うローンの焦げ付き、金融資産の減損、流動性の圧縮、流動性コストの上 昇といった金融システム全般へ悪影響から打撃を受けた」との見解を示した。

法人・投資銀行部門の利益は前年同期比97%減の1100万ユーロで、税引き 前損益は2200万ユーロの赤字。評価損が響き、資本市場部門だけで3億3700 万ユーロの損失が生じた。

同行の評価損は年初以降第3四半期までの合計が8億5000万ユーロとな った。同行は資産担保証券(ABS)と債務担保証券(CDO)の第3四半期 末の正味価値が52億6000万ユーロだったことも明らかにした。

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