銀行保有のCDO、評価額2530億ドル減も-バンク・オブ・アメリカ

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)は 14日、銀行が保有する債務担保証券(CDO)で、2530億ドル(約28兆2500 億円)の評価損が発生する可能性があるとの試算を発表した。

評価損の試算額は米シティグループやスイスのUBS、メリルリンチなど が組成したCDO2920億ドルの87%に相当する。

ジェフリー・ローゼンバーグ氏らBOAのアナリストは14日付のリポート で、「最悪の場合の評価損の規模は既に市場価格に織り込まれている」と書い ている。アナリストらは欧州と米国の銀行20行について、想定される6月以来 の純資産額減少幅から評価損の額を試算したという。

米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン焦げ付きを端緒 とした信用商品の価値下落で、大手銀行は既に約450億ドルの評価損を出して いる。ドイツ銀行のアナリストは12日、損失の総額は最終的に最大で4000億 ドルに達する可能性があるとの概算を示した。

BOAのアナリストらは、最高格付けのCDOでの評価損は「サブプライ ム損失が金融システムにもたらす影響拡大についての不安を増大させる」と指 摘。さらに、「評価損は今後も増え、第4四半期を通して重しとなり続けるだ ろう」と記述している。

BOAによると、CDOは基になっている住宅ローン担保証券に比べレバ レッジが高く、デフォルト(債務不履行)の影響が大きい。裏付けの住宅ロー ン債権の6-8%の焦げ付きによって、元本がすべて失われる可能性もあると いう。「当初の高い格付けにもかかわらず、『AAA』のCDOでも元本の一 部またはすべてが失われる恐れがある」とアナリストらは分析している。

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