米ダラス連銀総裁:インフレ抑制、「楽観的過ぎる」見方を懸念

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は14日、シドニーで講演し、サブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン問題や景気拡大、インフレについて以下の通りコメントした。

◎ドル安の影響について:

「インフレ高進の要因になる。留意の必要がある」

「一方、純輸出の増加は国内総生産(GDP)の伸びに著しく貢献 している。したがってもろ刃の剣だ」

「われわれの考えは統計次第だ。次回会合で何を実施すべきかにつ いて判断する。いずれの方向も予想していない。現在、幾分かリスク均 衡がみられるようだ」

「下振ればかりというわけではない」

◎第4四半期の景気拡大について:

「問題なのは第4四半期に何が起こるかだ。第2四半期と第3四半 期は力強かった」

「景気拡大は速いペースから鈍化すると予想しているが、それでも プラス成長とみている」

「米国のリセッション(景気後退)は予想していない」

◎ドル安に伴う投資家の米資産からの資金引き揚げが市場不安定につな がっているかどうかについて:

「それは極めて誇張した見方だと思う。市場は高下するものだ。市 場は相応に調整する。だからといって、為替相場の動向に注意していな いという意味ではない」

「著しい状況ではないと言っているわけではないが、考慮すべき一 要因に過ぎないということだ」

◎米景気拡大とインフレについて:

「米経済の底堅さは過小評価されている」

「米景気拡大についてやや悲観的過ぎるとともに、インフレ抑制に ついてやや楽観的過ぎるのではないかと若干懸念している」

◎米サブプライム危機について:

「システミックリスクを抑制し、景気拡大とインフレ抑制を維持で きると期待している」

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