モルガンSのローチ氏:来年の米リセッション入り、恐らくある(2)

米証券会社モルガン・スタンレーのアジア 部門会長、スティーブン・ローチ氏は14日、消費需要の減速を背景に、米国のリ セッション(景気後退)入りは2008年に「恐らくあるだろう」と指摘した。

同氏はシンガポールで記者会見し、「単に住宅市場の低迷だけなら、実際に リセッションを免れることも可能かもしれないが、消費者は過去6年間、住宅資 産に非常に依存するようになった。住宅相場は来年も下落する可能性が高く、住 宅に依存している消費者は大きなトラブルに見舞われている」と述べた。

同氏は記者団に対し、米景気がリセッション入りすれば、アジアにも波及す るとも語り、アジアが一段のドル安から受ける影響度合いは減ったものの、米国 の消費需要に左右されやすくなったと説明した。

中国については、米景気減速による影響を免れる「大きな緩衝材」が経済に 備わっていると指摘。台湾は「大きな打撃」を受けるが、インドは「おおむね無 傷だろう」と述べた。

ローチ氏は、日本が米景気低迷の影響を受けやすいと指摘した上で、「米国 がリセッションとなれば、日本は米国向け輸出で大きく後退する。中国向けの部 品輸出もそうなる」と話した。

同氏は、日本の国内総生産(GDP)伸び率が「懸念すべき、新たなリッセ ッション入りに近い」水準である0%から1%に落ち込む公算があるとの見方も 示した。

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