バーナンキFRB議長の透明性向上案、市場の利下げ予想に影響なしか

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB) 議長は14日、米金融政策の透明性向上について講演するが、市場の利下げ予想 を修正することは難しそうだ。

バーナンキ議長は市場との対話の方法をめぐる1年半の検討の結果を報告 する見通しだ。事情に詳しい関係者によると、当局の経済予想発表の回数を年 2回から4回に増やすことや、予想の期間を3年先(現在は2年)まで延長す ることなどが検討された。

市場参加者は米連邦公開市場委員会(FOMC)が住宅市場低迷とサブプ ライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の銀行の評価損が及ぼす影響 を過小評価していると考えている。バーナンキ議長は先週の議会証言で成長減 速とインフレのリスクは「おおむね均衡」しているとの考えを示した。にもか かわらず、トレーダーらは依然、次回2回の会合での利下げを予想している。

元ニューヨーク連銀のエコノミスト、チャールズ・リーバーマン氏は「市 場が見方を変えるとは考えにくい」と述べた。「市場が米金融当局の見解に同意 するには、良いデータが必要だ」と指摘した。

バーナンキ議長は14日午前にケイトー研究所(ワシントン)で講演する。

バーナンキ議長は昨年、市場との対話方法を検討するため、コーンFRB 副議長を委員長とする委員会を設置した。議論には同議長が支持しているイン フレ目標設定も含まれていたとされるが、議長が14日に発表するのは経済予想 発表の頻度など、細かい変更だとアナリストはみている。

金融政策については、投資家はリセッション(景気後退)回避のために追 加利下げが必要と考えている。金利先物市場は12月の0.25ポイント利下げの 確率を82%、1月のさらに0.25ポイント利下げの確率を53%織り込んでいる。

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