堀場製株が急伸、計測システム伸び2度目の増額-期末増配も(2)

分析機器メーカーの堀場製作所の株価が急 伸。主力の自動車エンジン排ガス計測システム機器などが好調なことを踏まえ、 通期(2007年12月期)の業績予想を上方修正した。8月に続き今期2度目の上 方修正となり、足元の収益環境の良さを再評価する買いが先行した。業績増額を 背景に期末配当金も増やしたことで、株主還元姿勢も好感されている。

株価は午前中にストップ高(値幅制限の上限)となる前日比500円(11%) 高の4980円まで上げ幅を広げる場面があった。午後に入ってやや伸び悩んでお り、午後2時3分時点では5.6%高の4730円で取引されている。

堀場製は13日の取引終了後に、第3四半期までの累積(1-9月)業績を 開示すると同時に、今通期の業績予想を上方修正した。連結業績は、売上高が前 期比22%増の1420億円(従来予想は1380億円)、営業利益は同37%増の160 億円(同150億円)、純利益は同20%増の78億円(76億円)を見込む。全売上 高の約35%を占める、排ガス計測システムなどからなる自動車計測システム機 器部門の伸びが今回の修正理由の主因。ナノテク計測機器や医療用分析装置も欧 米市場を中心に好調に推移している。

省エネエンジン開発とユーロ高の恩恵

同社コーポレート統括室の丹治亘博・経営戦略部長は、排ガス計測機の伸び について、「原油価格の上昇を背景に省エネ意識が高まっており、自動車メーカ ーの省エネエンジン開発に伴う投資拡大の恩恵を受けている」と話した。また、 ナノテク計測器や医用機器については、「欧州を中心に事業展開しており、想定 為替レートをユーロ・円で従来の156円から160円と円安方向に見直した影響に よる上振れ効果も大きい」(同氏)としている。

同社は13日、期末配当金についても1株当たり22円から25円に増額修正 した。中間配当は10円だったため、年間配当は35円(前期は26円)となる。

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