ユーロ圏GDP成長率:7-9月期とは前期上回る0.6%か-14日発表

米ブルームバーグ・ニュースのエコノミス ト調査によると、ユーロ圏の7-9月期の国内総生産(GDP)成長率は、企 業の設備投資の回復を受けて、前期を上回ったもようだ。

ブルームバーグがエコノミスト41人を対象にまとめた予想中央値による と、欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が14日発表するユーロ圏のG DPは前期比0.6%増の見込み。前期は同0.3%増だった。発表時刻はルクセン ブルク時間午前11時(日本時間午後7時)。

一方、成長ペースの加速は長続きしない可能性がある。米住宅不況に端を 発した信用コストの増大やユーロ相場の対ドルでの最高値更新、1バレル=90 ドルを上回る原油価格がマイナス要因だ。EUの欧州委員会は先週、来年のユ ーロ圏の成長率見通しを2.5%から2.2%に下方修正した。

BHPパリバのエコノミスト、ドミニク・ブライアント氏は「ユーロ圏の 成長サイクルは下向きに転じた。最も可能性の高い展開は、短期的な状況悪化 の持続だ」と指摘。「域内の金融ひっ迫や強いユーロ、米需要の弱さ、原油高 が当分の間続くはずだ」と語った。

ユーロの対ドル相場は年初から11%上昇し、欧州企業の輸出競争力を低下 させている。今月9日には1ユーロ=1.4752ドルに達し、史上最高値を更新し た。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は先週、為替相場の「荒々しい」 動きは歓迎できないと述べた。原油相場も年初から55%上昇。先週には1バレ ル=100ドルに接近した。

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