英金融機関幹部、まだボーナス支給額決定の「めど付かず」-リポート

英人材派遣会社アームストロング・イン ターナショナルによると、投資銀行家へのボーナス支給が始まるまであと1カ 月弱となるなかで、欧州金融機関の幹部は従業員に支給できるボーナスの規模 がまだ分からない状況だ。

ドイツ銀行のアナリスト、マイク・マヨ氏は今週発表したリポートで、サ ブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券の低迷を受け、米大 手銀行や証券会社の評価損は最大で1300億ドル(約14兆4400億円)、この うち今年の評価損は最大700億ドルに達するとの見通しを示した。アームスト ロングによると、金融機関幹部は損失がどの程度甚大かが判明するまで、ボー ナス支給の配分を先送りしている可能性がある。

アームストロングのパートナー、マシュー・オズボーン氏はインタビュー で、「数字は毎日変化しており、銀行員にとってかなり不安な状況だ」と説明。 「昨年の同じ時期には、われわれが話を聞いた幹部は数字を微調整する段階だ った。今年はあと数週間しかないのに、金融機関幹部の大半はボーナス支給額 でめどが付いていない」と述べた。

オズボーン氏によれば、ロンドンの金融機関のボーナスは過去最高を記録 した昨年から恐らく10-20%減少する見通し。金融機関は今年、過去2番目の 高収益を発表する見通しだが、債券トレーディングの損失や評価損の計上が、 昨年の最高記録を塗り替えたM&A(企業の合併・買収)部門の銀行家の報酬 にさえ影響を与える可能性があるという。

アームストロングのパートナー、ヘンリー・ピルキントン氏は、報酬が保 証されていないストラクチャードクレジット部門の銀行家は、ボーナスが全く 出ない可能性もあると指摘した。

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