BHPのリオ・ティント買収提案で中国企業によるM&A活発化も

鉱山会社最大手、オーストラリアのBHP ビリトンが英豪系のリオ・ティント・グループに買収提案をしたことを受けて、 同業の中国企業は原材料の確保を目指し、海外での買収への取り組みを強化し ている。BHPのリオ買収は、成立すれば鉱山会社の買収で過去最大規模とな る可能性がある。

中国の石炭会社最大手の中国神華能源と同3位の雲南銅業の幹部らによる と、両社はオーストラリアやモンゴルなどでの買収を計画している。

BHPのリオ買収が成立すれば、銅や鉄鉱石、石炭の供給が集中し、消費 者側の交渉力が弱まる可能性がある。世界最大の金属や鉄鉱石の輸入国である 中国は、2002年以来で3倍に上昇した資源価格の打撃を既に受けている。

大和証券グループのアナリスト、ヘレン・ラウ氏(上海在勤)は、「BHP のリオ買収提案は中国に精神的な変化をもたらし、海外進出と市場開放のペー スを加速させるだろう」との見方を示す一方で、「金属相場がピークにあること を考えれば、鉱物資産は全般に非常に高価だ」と指摘した。

13日の香港市場で、神華能源の株価終値は前日比1.8%安の43.30香港 ドル。同株価は過去1年で3倍以上に上昇している。雲南銅業は中国市場で同 7%安の56.15元で取引を終えた。

神華能源の凌文社長は12日に開かれたフォーラムで、「BHPのリオ買収 が新たな一連の鉱山関連買収の引き金となり、すべての中国の競合企業にとっ て課題となるだろう」と述べた。

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