SMC株が急反落、IC関連の不振継続を警戒-格下げ相次ぐ(2)

空気圧機器で世界トップのSMCの株価が 急反落。半導体市況の軟化を受けて半導体産業や電機産業の生産調整が継続、 SMCのIC(集積回路)関連機器も低迷を強いられている。早期回復の望み が薄い上、資材費高騰で採算性も悪化しており、先行きの不透明さを気にした 向きから売り注文が増えた。

この日は売り気配で取引を開始、午前9時52分ごろストップ安(制限値幅 いっぱいの下げ)に相当する前日比2000円(14%)安の1万2170円で約19万 株が約定した。同値段は05年8月8日以来、約2年3カ月ぶりの安値。午前10 時33分現在は同14%安の1万2250円で取引が進んでいる。

UBS証券は13日付で、SMC株の目標株価を1万5700円から1万2600 円に変更、投資判断を「Neutral(中立)」から「Sell(売り)」に格下げした。 CLSAアジアパシフィックも投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダ ーパフォーム」に変更している。

UBS証アナリストの星野英彦氏は投資家向けメモの中で、「下期も国内 はDRAM価格の下落などで半導体製造装置などIC関連の不振が続く可能性 が高いうえ、収益源のアジアも韓国企業などからの値引き要請があるなどで厳 しい」と指摘、今期(2008年3月期)連結営業利益予想を840億円から820億 円に引き下げた。これは会社側の修正後の予想値850億円をさらに下回る水準。 来期(2009年3月期)も740億円とさらなる減益を予想する。

SMCが13日の取引終了後に発表した2007年9月中間期の連結決算によ ると、営業利益は前年同期比13%減の418億円と、会社側の従来予想(435億 円)を4%下回った。第2四半期(7-9月)の営業利益額は199億円で、第 1四半期(4-6月)の219億円に比べ9%の減益となり、採算が悪化してい る。

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