日本株は9日ぶり反発へ、輸出中心に全面高-米景気と為替の落ち着き

東京株式相場は9営業日ぶりに反発する見 通し。13日のダウ工業株30種平均が320ドル高となるなど米国株式相場が大幅 反発した上、為替相場が1ドル=110円台で落ち着いた動きとなり、外部環境の 好転から買い安心感が強まりそうだ。米国では、証券大手ゴールドマン・サック ス・グループが住宅ローンに関連した資産の大幅な評価損計上は計画していない ことを明らかにしたため、金融不安もひとまず後退している。

シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物12月物の13日清算値は1万5435 円で、大阪証券取引所の終値(1万5040円)に比べて395円高だった。取引開 始直後は、CMEの終値にさや寄せして上昇して始まる可能性が高い。

日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は、「米国株高、円高の一 服などを受け、割安感の強まった日本株は全面高となりそうだ。きょうは12日 の急落で開いた日経平均で1万5380円-1万5560円の『窓』を埋めることがで きるか、ポイントになる」と話した。

東京市場に波乱をもたらしていた外部環境が落ち着いている。前日の米株式 相場は大幅反発。ダウ工業株30種平均は320ドル近い値上がりとなり、過去2 カ月で最大の値上がり。証券大手ゴールドマン・サックス・グループなどの金融 株中心に幅広く買いが入った。小売り最大手ウォルマート・ストアーズが発表し た四半期利益がアナリスト予想を上回ったことから個人消費に対する安心感が広 がった。

米国の主要株価指数の終値は、ダウ工業株30種平均が前日比319.54ドル (2.5%)高の13307.09ドル。S&P500種株価指数は同41.87ポイント (2.9%)高の1481.05。ナスダック総合指数は同89.52ポイント(3.5%)高の

2673.65となった。

為替相場の円高傾向も落ち着きを見せている。東京時間早朝のドル・円相場 は1ドル=110円83-96銭付近で推移。前日の東京株式相場の終了時間の1ド ル=110円から円安水準となっている。12日には119円13銭と、06年5月中旬 以来の円高水準を付けていた。

配当利回りが長期金利上回る

前日までの8営業日で日経平均は1700円以上下落するなど、直近の急落を 受け、相場には割安感も浮上している。ブルームバーグ・プロフェッショナルに よると、TOPIXの配当利回りは1.5%台に乗せ、長期金利の1.49%を上回っ た。配当利回りは予想配当金を株価で割って算出するもの。日興コーデ証の西氏 によると、「自律反発機運が高まりやすい」という。

一方、この日は取引終了後にみずほフィナンシャルグループ、みずほ信託銀 行、新生銀行、あおぞら銀行など大手銀行の9月中間決算が相次ぐ。サブプライ ム(信用力の低い個人向け)ローン問題の影響を見極めたいとの見方から、銀行 株の買いは見送られる可能性がある。

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