米Eトレードが破産宣言する「公算は非常に小さい」-BMOキャピタル

資産運用会社BMOキャピタル・マーケッ ツは13日、株価が12日の取引で59%急落したオンライン証券大手の米Eトレ ード・ファイナンシャルについて、破産宣言する「公算は非常に小さく」、買収 の標的になる可能性があるとの見方を示した。

ニューヨーク時間午後3時38分(日本時間14日午前5時38分)現在、E トレードの株価は前日比1.63ドル(46%)高の5.18ドル。年初から前日まで の騰落率はマイナス84%と、S&P500金融株指数(マイナス18%)を大幅に 下回っている。

BMOのアナリスト、マイケル・ビンシクエラ氏は、Eトレードについて 「経営陣は、同社が10億ドルの評価損を吸収しても資本が十分な状態を維持で きると表明した」と指摘。「同社はまた、潜在的な損失を抑える方法を模索する ため、長時間を費やしていることも明らかにした」との見方を示した。

さらに「解約がかなりの規模にならなければ、Eトレードにとって大きな 問題にはならない」と分析。「Eトレードの預金残高が過去13カ月連続で増加 している事実を、一部の人は見逃しているようだ。これは重要な事実だ」と指 摘した。

ビンシクエラ氏は、今年4月にEトレードの投資判断を「アウトパフォー ム」に新規格付けして以降、この格付けを継続している。同氏は、今年の同社 の1株利益を89セントとした自らの予想について「最近の会社側のコメントか ら判断すると、楽観的過ぎる」かもしれないとした。来年は同1.46ドルを見込 んでいる。BMOキャピタル・マーケッツは、カナダ4位の銀行、バンク・オ ブ・モントリオールの傘下。

買収の対象にも

Eトレードの株価は12日に急落。同社が10-12月期決算は減益になると の見通しを示したことや、シティ・インベストメント・リサーチのアナリスト、 プラシャント・バーティア氏が、同社は破たんする可能性があるとの見方を示 したことが嫌気された。

ビンシクエラ氏は、Eトレードは破産法の適用を申請する前に、買収され る公算が大きいと指摘。「最悪の場合でも、Eトレードの事業全体を現行株価よ りかなり高く買っても十分魅力があると考える買い手が現れるだろう」との見 通しを示した。

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