11月の独ZEW景況感:マイナス32.5-ほぼ15年ぶり低水準(2)

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW) が13日発表した11月のドイツ景況感指数(期待指数)はマイナス32.5と、前 月のマイナス18.1から予想以上に悪化した。1993年2月以来、ほぼ15年ぶり の低水準となった。原油相場の上昇とユーロ高が響いた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト38人の調査中央値では、 マイナス20.0への低下が見込まれていた。ZEWの指数は、アナリストと機関 投資家を対象に向こう6カ月の景況感を調査するもの。ゼロを分岐点に数字が大 きいほど楽観的な見方が多いことを示す。

ユーロはここ3カ月でドルに対し8%上昇し、先週には1ユーロ=1.4752 ドルと、最高値を更新した。ユーロ高がドイツの輸出競争力を弱める一方、エネ ルギーコストの上昇は企業と消費者の購買力の重しとなっている。

9月のドイツ製造業新規受注指数が前月比2.5%低下となったほか、10月 のIfo企業景況感指数はここ20カ月で最低の水準となり、ドイツ株式市場の主 要株価指数であるDAX指数は今月、3%下落した。

シティグループのエコノミスト、ユルゲン・ミヒェルス氏(ロンドン在勤) は、「ユーロ高や原油高騰、株安に加え、製造業受注の落ち込みが影響したこと は確かだ」と指摘。「経済活動は勢いを失いつつあるが、成長率の鈍化は依然、 緩やかに進むだろう」と予想した。

ドイツ政府経済諮問委員会(5賢人委員会)は先週、08年の同国経済成長 率を1.9%と、07年の2.6%から減速するとの見通しを示した。ユーロ高と米経 済の減速が響くと予想した。06年は2.9%成長と、2000年以来最も高い伸びだ った。

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