アイフル:7-9月期142億円の黒字に転換-過払引当て上積みせず(4)

大手消費者金融アイフルが13日発表した 第2四半期(2007年7-9月)の連結業績は純損益が142億円の黒字に転換し た。前年同期は1940億円の赤字だった。過払い金利返還引当金の積み増しがな かったことに加え、経費削減の効果も出た。

アイフルの福田吉孝社長は決算会見で、約2年半後の法律上の貸出上限金 利の引下げや、銀行などとの競争激化について「優良顧客を囲い込むため資金 ニーズのある人に供給できるか大変難しいテーマだ」と指摘。年収の一定範囲 内に業界全体として極度額を設ける総量規制導入も踏まえ、緩和気味の新たな 与信基準づくりが課題になるとの見方を示した。

福田社長は、10月末の手元流動性は1500億円あり、コミットメントライン も現時点で2200億円を確保していると強調。そのうえで「メインバンクの住友 信託銀行との関係は良好。コミットメントラインを使わず自然体で対応できる のではないか」との見通しを示した。銀行との資本提携の計画はないという。

通期予想は従来予想とほぼ同じ321億円の黒字(前年実績は4110億円の赤 字)に据え置いた。ブルームバーグ・ニュースが算出した第2四半期の営業収 益は前年同期比16%減1066億円、営業利益は同4.5倍の93億円だった。

福田社長は前年度の大幅赤字の要因となった利息返還動向について「5月 から弁護士介入が低下傾向を示すなど(これまでの)上昇から横ばいに推移し ているが、今しばらく動向に注視する必要がある」と述べた。

アイフルの13日終値は前日比30円(1.3%)高の2285円。

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