ケンウッド:9月中間純利益は3.5%減-米社など買収コスト響く(3)

中堅AV(音響・映像)会社ケンウッド が13日発表した9月中間期の連結決算は、純利益が前年同期比3.5%減の12 億円となった。今春に米無線通信システム会社ジートロンの全株式を取得し子 会社化したことなどで小幅増収だったが、子会社化に伴うコストが想定よりか さんだことなどで減益となった。

売上高は同4.9%増の856億円、営業利益は同18%減の26億円だった。 ジートロンの固定資産の減価償却費が想定を2億円上回ったことや、来年度の 統合を目指すAV会社日本ビクターと今夏に資本・業務提携したのに伴う関連 費用が1億円発生し、営業利益は大幅減を強いられた。

カーエレクトロニクス事業の損益が第1四半期(4-6月)に、OEM (相手先ブランドによる生産)の販売減などで悪化したことも響いた。

第2四半期(7-9月)の純利益は6億5300万円。前年同期は100万円 単位でとんとんだった。売上高は同5.7%増の430億円、営業利益は同20%増 の14億円。前期に注力した戦略商品の開発などが夏場に実を結び、営業利益 は大幅増となり、純損益も大幅に改善する結果となった。第2四半期の数値は、 中間決算から第1四半期(4-6月)の実績を引いてブルームバーグ・ニュー スが計算した。

今期(2008年3月期)の通期予想は据え置きで、純利益が前期比2.5倍の 40億円、売上高は8.2%増の1830億円、営業利益は48%増の83億円。

ケンウッドは8月に、松下電器産業の子会社だったビクターに資本参加。 松下電産に次いで17%を出資する第2位株主となった。来年度をめどに持ち株 会社方式でビクターとの統合を目指している。

ケンウッドの株価は前日比5円(3.5%)高の147円。

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