NY原油時間外:続落-景気減速への懸念とドル相場上昇で売り

ニューヨーク原油先物相場は、13日の時間 外取引で続落している。米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ン危機の余波で景気拡大が阻害されるとの懸念に加え、対ユーロのドル相場が上 昇したことが売りにつながった。

米住宅市場の低迷と信用市場のひっ迫により景気拡大が抑制され、商品需要 が後退するとの懸念が広がるなか、12日は原油、銅、金、銀が軒並み下げた。 また、信用市場での損失を受け、高利回り通貨資産の保有を減らす動きが優勢に なったことから、対ユーロのドル相場は2006年7月以降で最大の上昇率を示し た。

ナショナル・オーストラリア銀行(メルボルン)の鉱物・エネルギー担当エ コノミスト、ジェラード・バーグ氏は「商品全般が売られている。市場関係者は 米国のサブプライム問題に関して一段と神経質になっており、商品の相場水準の 持続可能性に対する懸念が高まっている」と指摘。ドル相場の動向も「若干、要 因になっているが、現時点では主要因ではない」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場12月限は、13日の 時間外取引で、前日比最大1.29ドル(1.4%)安の1バレル当たり93.33ドル。 シンガポール時間午前7時15分現在、93.88ドルで取引されている。

12日終値は前週末比1.70ドル(1.8%)安の94.62ドルだった。過去1年 間では59%上昇している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE