米資産家アイカーン氏のヘッジファンド、運用成績が初のマイナス

米資産家カール・アイカーン氏が手掛ける ヘッジファンドの四半期ベースの運用成績が、3年前の設定以来で初めてマイ ナスとなった。不安定な市場に加え、住宅建設を手掛ける米WCIコミュニテ ィーズや米自動車シート製造大手リアへの株式投資で損失を出したことが背景。

9日付の米証券取引委員会(SEC)への届出書によると、アイカーン・ キャピタル・マネジメントが運営する複数のヘッジファンドは7-9月(第3 四半期)に合わせてマイナス1.5%の成績となった。届出書は親会社アイカー ン・エンタプライゼズが提出した。

第3四半期は、アイカーン氏が買収に失敗したWCIへの投資で5150万ド ル(約56億円)の損失を計上した。リアへの投資でも3370万ドルを失った。 リアも、アイカーン氏による買収提案を拒否している。

アイカーン氏は届出書で運用成績について、「市場の変動が大きかったこと に加え、第3四半期に損失を出した消費財・サービスや不動産、金融セクター に関連する株式投資ポジションが影響した」と説明した。

アイカーン氏は割安感のある銘柄を購入し、その企業の経営陣に株価てこ 入れ策を迫る手法をとる。運用成績はファンドが設定された2004年11月から 今年第3四半期までの期間では、年間平均でプラス25.8%となっている。

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