Uアローズ株が急反発、不採算店閉鎖と人件費の最適化-収益改善期待

衣料品専門店を展開するユナイテッドアロ ーズの株価が8営業日ぶりに大幅反発。12日公表の9月中間決算は10月26日 の減額修正に沿った内容となった。在庫処分で利益率が悪化したことが再認識 された一方で、下期に不採算店の閉鎖や人件費の最適化を図る方針を示したた め、見直し買いが入った。

この日は買い気配で取引をスタート。午前9時15分ごろ前日比80円 (8.0%)高の1086円で寄り付いた。その後1134円まで買われ、今月7日以来 の水準に戻す場面もみられた。

Uアローズの今期(2008年3月期)連結営業利益予想は前期比29%減の52 億円。営業利益率は7.2%と前期から5.1ポイント悪化する見込み。粗利益率の 前提を従来の54.2%から52.4%に変更、通期の既存店売上高予想も同6.9%増 から3.3%増に3.6ポイント引き下げた。

その一方で、40代の男性をメインターゲットに据えた「ダージリン・デイ ズ」や子供服の「ディズニー・ラブド・バイ・ネイチャー・フォー・ユー」な ど小型4業態を整理、「ユナイテッドアローズ」などの主力業態に移行するこ とを決めた。会社側では「不採算店の処理などが今期純利益を2億5000万円程 度押し下げるとみているが、来期は純利益を1億5000万-2億円引き上げる要 因になる」(広報IR担当の藤村佐弥子氏)としている。

東海東京調査センターの浅場美穂シニアアナリストはUアローズの株価水 準をみて、「悪い材料はある程度織り込まれたため割高感はない。ここからは 在庫や経費のコントロール状況をみながら、買えるタイミングを探る段階に入 る」と指摘していた。

浅場氏は中間決算について、「販売は他の企業と同レベルだったが、粗利 益率は予想以上に悪化した。経費や在庫のコントロールをどう軌道修正してい くかが課題だ」と総括していた。

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