豪マッコーリー・グループの4-9月:45%増益、信用危機持ちこたえる

オーストラリア証券最大手、マッコーリ ー・グループが13日発表した2007年4-9月(上期)決算は、前年同期比で 45%の増益となり、過去最高益を更新した。トレーディング収入やM&A(企 業の合併・買収)手数料の増加が寄与した。

発表資料によると、純利益は10億6000万豪ドル(1株当たり4.02豪ド ル)で、前年同期の7億3000万豪ドル(同3.01豪ドル)から増加した。ブル ームバーグがアナリスト4人に実施した調査の予想中央値は10億3000万豪ド ルだった。

マッコーリーは総額920億豪ドル(約8兆9400億円)の企業買収案件の アドバイザーを務め、運用資産は14%増の2240億豪ドルとなった。マッコー リーは収入の3分の2がアジアからで、そのことがモルガン・スタンレーやメ リルリンチ、シティグループなど米大手各社が総額450億米ドル(約4兆9500 億円)もの評価損を余儀なくされた米サブプライム(信用力が低い個人向け) 住宅ローン危機のなかで持ちこたえることにつながった。

ホワイト・ファンズ・マネジメント(シドニー)の運用担当者、アンガ ス・グラスキー氏は「今回の決算は、マッコーリーがいかに海外の競合他社と 違うかの証明になった」と指摘。「マッコーリーは自社のバランスシート上で はサブプライム危機に関連している投資項目はなく、米投資銀各行が現在受け ている打撃はマッコーリーには及んでいない」と述べた。

マッコーリーのアラン・モス最高経営責任者(CEO)は07年10月-08 年3月(下期)の利益について、少なくとも前年同期の7億3300万豪ドルに は並ぶとの見方を示した。CEOは発表資料で、株式相場が「好調な状況は続 かない可能性がある」との見解も表明した。

13日のシドニー市場で、マッコーリー株は下落。午前の取引では一時

4.24豪ドル(5.2%)安の77.77豪ドルに下げた。

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