【個別銘柄】カシオ、東エンジ、Uアロ、SANK、TOTO、十八銀

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13日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

カシオ計算機(6952):14%高の1273円と5営業日ぶりに急反発。ここ 1カ月半あまりは年初来安値圏での推移が続いていた中、メリルリンチ日本証 券が13日、同社の投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたことをきっ かけに買いを集めた。

東洋エンジニアリング(6330):午後に急騰し、12%高の607円。午前11 時半に発表した9月中間期連結決算によると、プロジェクトの採算向上が寄与 し、純利益は前年同期比9.5倍の25億円と従来予想を約10億円上回った。引 き続き利益率の改善が見込めるとし、通期(08年3月期)業績予想を上方修正 し、年初来安値(513円、8月17日)に接近していた中で、見直しされた。

ユナイテッドアローズ(7606):15%高の1156円と8営業日ぶりに大幅 反発。12日公表の9月中間決算は10月26日の減額修正に沿った内容となった。 在庫処分で利益率が悪化したことが再認識された一方で、下期に不採算店の閉 鎖や人件費の最適化を図る方針を示したため、見直し買いが入った。

SANKYO(6417):11%高の4870円。一時500円(11%)高の4900 円と制限値幅いっぱいの上昇(ストップ高)となった。パチンコ機の落ち込み で9月中間期は大幅な減益となったものの、人気シンガー倖田來未の魅力を盛 り込んだパチンコ機や今月発売される新機種にけん引され、下期から業績は順 調に回復していくとの期待が高まった。

TOTO(5332):7.9%高の817円と7日ぶり急反発。改正建築基準法 の施行による建築確認の遅れなどから住宅着工戸数が落ち込んでおり、衛生機 器の売り上げへの影響が懸念されている。ただ、国土交通省が同施策を緩和方 向で見直す上、これまでの株価急落で過度の悲観は反映済みとの見方が一部ア ナリストからも出始めた。クレディ・スイス証券では12日付で、TOTOの 投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」へ引き上げた。

クラリオン(6796):9%高の219円と大幅続伸。224円まで買われ、7 日に付けた年初来高値(217円)を更新した。昨年末に日立製作所(6501)グ ループ入りした効果もあり、主力のカーナビゲーションシステムやカーオーデ ィオなど自動車機器事業が伸びており、コスト増を抑えながら、安定した利益 成長が可能との見方が出ている。足元で急速な円高・ドル安が進行する中、ド ル安の恩恵を受ける銘柄との指摘も、市場参加者の注目を集めた。

イーグル工業(6486):9%高の1552円と9営業日ぶりに急反発。12日 の取引終了後に発表した9月中間期の連結純利益は、前年同期比18%増の19 億3500万円で、当初見込みの17億円を上回っており、足元の業績すう勢を再 評価する買いが入った。

十八銀行(8396):9.5%安の370円。08年3月期通期の利益予想を12日 の昼休み時間帯に下方修正したことを嫌気した売りが続いた。預金利息の増加 などによる資金利益の減少、地元経済の低迷による信用コスト増などが響き、 連結純利益は前期比68%安の20億円(従来予想は60億円)を見込む。

鬼怒川ゴム工業(5196):12%高の141円。東アジアにおける増産効果な どにより、9月中間期と08年3月通期の業績予想を上方修正。通期の連結営 業利益は従来の12億円から17億円に増額した。

いすゞ自動車(7202):5.9%安の514円と大幅に4日続落。12日発表し た中間期の連結決算では、資源国を中心に海外販売は拡大したが、減価償却費 や新型車関係の設備関連費用の増大、前年に厚生年金基金代行返上益を特別利 益に計上した反動もあり、純利益が前年同期比33%減の370億円と2年ぶりの 減益となった。為替の円高傾向が強まっている局面でもあり、年初来安値 (488円、8月17日)に接近する中でも買いが限定された。

三井倉庫(9302):3.7%高の563と続伸。12日午後の取引時間中、ダヴ ィンチ・アドバイザーズの投資子会社が三井倉株を買い進め、保有比率が5% 超に達したことが明らかになった。保有目的は「純投資」としているが、今後 株主提案などが行われれば、経営効率の一段の好転につながるとの期待や、含 み資産評価の見方が浮上した。

日本光電(6849):3.4%高の2460円と続伸。生体情報モニターの販売が 国内外で好調に推移、通期(2008年3月期)連結営業利益予想を9%上方修正 した。中南米や中東などの新興経済国が、医療インフラを整えるために医療機 器の輸入に前向きで、今後数年間は業績モメンタム(勢い)が良いとみられた。

ユニプレス(5949):4.1%高の892円と反発。前期(2007年3月期)に 主要取引先である日産自動車(7201)が国内外で新車を投入した効果が今期 (08年3月期)に入って表れ始めており、9月中間決算は事前予想から上振れ た。08年3月通期業績予想も増額修正しており、良好な収益環境を背景に投資 家の買いを集めた。

ミマキエンジニアリング(6638):14%高の125万円と大幅続伸。ブラジ ル・ロシア・インド・中国(BRICs)などの新興経済諸国で広告・看板向 けの業務用プリンターの需要が高まっている。海外向け輸出高が想定を上回っ ていることなどを理由に、12日付で通期(2008年3月期)業績予想を増額修 正したことが好感された。

ノーリツ鋼機(7744):急反発し、8.8%高の2220円で終えた。北米で主 力製品であるDPE用(写真の現像・焼き付け・引き延ばし)ミニラボ機の大 型受注を獲得したなどとして、9月中間期業績を上方修正したことを評価した 買いを集めた。

駒井鉄工(5915):6.4%安の190円。9月中間期は鉄骨工事や橋梁補修 工事の発注先送りが相次いだうえ、不採算工事の増加も収益を圧迫した。改正 建築基準法の影響により、上期(4-9月)の工事の遅れを下期に取り戻せず、 08年3月通期の赤字幅が拡大する見通しとなったため、失望売りが広がった。

ピクセラ(6731):17%高の437円で終え、東証1部の値上がり率トップ。 前日は午後に売り込まれ年初来安値を更新したが、きょうは一転して買い戻さ れた。

アロカ(7704):9.7%安の1400円。12日に発表された9月中間期の連結 決算は、売上高が前年同期比8.5%増の252億円、純利益は3.2倍の5億円と なった。主力の超音波診断装置はBRICs向けが好調で、国内の伸び悩みを 補った。ただ、08年3月期通期計画に対する進ちょく率は、売上高で47%、 純利益は24%と、ともに5割に未達。

松田産業(7456):15%安の2900円と大幅に5日続落し、東証1部の値 下がり率トップ。貴金属リサイクル原料の回収量や貴金属化成品の販売量が伸 びていることから、通期(08年3月期)の業績予想を上方修正した。ただ、増 額した数値は市場予想平均に達せず、売りが膨らんだ。

タイガーポリマー(4231):7.0%安の607円。原材料費や減価償却費、 人件費などが重しになるとして、12日の昼休み時間帯に、通期(08年3月 期)の利益予想を下方修正したことを受けた売りが続いた。連結純利益は前期 比3.8%増の9億円(従来予想は11億円)を見込む。

図研(6947):5.5%高の1161円。欧米で配線設計関連事業(回路設計ソ リューション)が伸びたほか、国内のIP関連子会社の好調を受け、9月中間 期の連結純利益は前年同期比66%増の8億7800万円となった。通期計画も従 来計画から11%増額し、前期比35%増の19億5000万円に修正した。

ディスコ(6146):7.1%高の6480円。パソコンや携帯電話向け部品を製 造する装置の需要が伸び、9月中間期の連結営業利益は前年同期比15%増の 110億円となり、事前計画(105億円)から上振れた。同時に、08年3月期通 期の業績予想を増額修正した。

日本ケミコン(6997):11%安の709円。12日に発表した9月中間決算は 事前計画から上振れたものの、原燃料価格の高騰などが重しとなり、第2四半 期(7-9月)の利益水準が市場予想を下回ったことが嫌気されたもよう。

パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス (2466):9.3%高の10万円。株主優待プログラムの利用率低減を受け、07年 12月通期の単独純利益は前期比3.9倍の41億3100万円(従来予想は5億円) に拡大する見通しとなった。

フジミインコーポレーテッド(5384):12%安の1570円と連日の大幅安。 前日はストップ安まで売り込まれた。原材料価格の高騰や設備投資増による減 価償却費負担の増加などを背景に、通期(08年3月期)の業績予想を9日に下 方修正している。

スカイマーク(9204):11%高の342円。10%を超す上昇率は10月10日 以来、約1カ月ぶり。株価水準も2カ月半ぶりの高値圏で、出来高は東証マザ ーズで3位。14日に中間決算の発表を控え、午後に一段高の展開。

マネーパートナーズ(8732):3.3%高の37万4000円と反発。直近の為 替相場の変動を受け、個人のアクティブユーザーが外貨証拠金取引を活発化さ せ、これが収益を押し上げている。2007年12月期連結経常利益予想に対する 第3四半期まで(1-9月)の進ちょく率が高いことから、業績が会社計画を 上回るとの期待感が高まった。

ソニーフィナンシャルホールディングス(8729):0.5%高の40万2000 円と小反発。12日付で新規に、JPモルガン証券が「オーバーウエート」、日 興シティグループ証券が「買い」で投資判断を開始した。同社は10月11日に 新規上場した。

日本無線(6751):1.7%高の366円で終えた。携帯電話の番号継続制度 (MNP)の導入に向けた通信事業者のインフラ整備が一巡して通信機器事業 が落ち込み、9月中間期の連結営業損失が事前予想より拡大した。足元の業績 悪化を嫌気した売りに押されて始まったが、海上機器などその他の事業は好調 で通期業績予想を引き上げたことから、業績回復期待も出ており、次第に値を 戻す展開となった。

山九(9065):3.5%高の597円。午後1時に9月中間決算を発表した直 後に8.8%高の628円まで買われた。売上高、利益とも事前計画から上振れた 上、08年3月期業績予想を増額修正した。中国を中心としたアジアとの輸出入 貨物量が増加し、主力の物流事業が伸びた。

東洋合成工業(4970):8.1%安の911円。13日、千葉県香取郡の千葉工 場第2感光材工場で午前10時20分ごろに火災が発生、協力会社の従業員2人 が死亡、6人が病院に運ばれたと発表。火災は午後1時ごろ鎮火しており、現 在出火原因などを調べている。

ユビキタス(3858):この日、新市場「NEO」に新規株式公開(IP O)した。公開価格10万円に対し、3倍となる30万円買い気配のまま終了。 売買は成立しなかった。注文状況は、差し引き9746株の買い超過となってい る。公開株式数は9505株。

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