アジア通貨が軒並み安-サブプライム損失拡大懸念でリスク回避鮮明に

12日のアジア外国為替市場では、アジア通 貨が下落している。域内の株式相場が全面安となるなか、高リスクの新興市場 資産の保有を縮小する動きに拍車が掛かっている。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連で米銀の損失が拡 大するとの懸念を背景に、マレーシア・リンギットは10年ぶりの高値から下落 し、日本を除く主要アジア通貨10種はすべて値下がりしている。モルガン・ス タンレーがまとめているアジア太平洋地域の株価指数は、8月17日以来最大の 下げを演じている。

EON銀行(クアラルンプール)の通貨トレーダー、アワルディン・シャ リフ氏は、「リスク回避姿勢は続き、株式相場は再び下げるだろう」と述べ、「シ ョート・ポジション(売り持ち)を整理するためのドル買い意欲がみられるだ ろう」と語った。

ブルームバーグ・データによると、リンギットはクアラルンプール時間午 後零時14分(日本時間同1時14分)現在、0.7%安の1ドル=3.3395リンギッ トと、アジア通貨10種では最大の下げ。インドネシア・ルピアも、海外投資家 による現地資産売却の増加観測が広がり下落。ルピアは1ドル=9173ルピアと、 11月9日の9135ルピアから値下がりした。韓国フォンは0.4%安の1ドル=

910.40ウォンと、過去約5週間で最大の下げ。

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