独WestLB:07年通期の赤字は1億ユーロ超の見込み

ドイツの大手州立銀行WestLBは12日、 2007年通期が1億ユーロ(約160億円)超の赤字になるとの見通しを示した。 「引き続き困難な市場の動向」が理由と説明した。

同社は、通期損益が税引き前で「1けたの億ユーロ台の下辺」の赤字との 見通しを示した。従来は黒字を見込んでいた。同社は12月6日に1-9月の損 益を発表する。12日の発表では「仕組み金融商品の価値が過去数週間で大幅に 下落した」としている。

米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの焦げ付きや信 用収縮で、ドイツ銀行やコメルツ銀行も7-9月(第3四半期)に30億ユーロ 余りの損失や評価損を計上している。ドイツ銀行のアナリストは12日、資金コ スト急上昇の影響による全世界での損失は3000億-4000億ドルとの試算を示し た。

アレクザンダー・シュトゥールマン最高経営責任者(CEO)は別の発表 資料で「他の市場参加者と同様に当社にとっても、環境はここ数週間で改善し てはいない」と認めた。一方で、大半の事業は「良い展開」となっており、資 金調達は「満足な状態」だとしている。

同社は1-6月(上期)に6億400万ユーロのトレーディング損失を出し 1億7000万ユーロの赤字となったものの、通期は黒字を確保できるとしていた。

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