福田首相:株価急落、円高進行に「心配することは少しもない」(2)

福田康夫首相は12日夜、東京株式市場で日 経平均株価が年初来安値を更新するなど、株価が急落したことや円高が進行して いることが今後の企業業績や実体経済に与える影響について聞かれ、「心配する ことは少しもない」と述べ、懸念は抱いていないことを強調した。首相官邸で記 者団に語った。

この中で、首相は株価急落について「海外市場が先週末、下がった。それを 受けてのことだと思う。投機もあるから」と語り、海外要因が大きいとの見解を 示した。

また、円高については「短期的には企業、特に輸出企業にはマイナスだが、 逆に輸入企業はいい。差し引きどうなのか。円高だから株が下がるものでもな い」と述べた。

日本経済を取り巻く情勢について、「日本の場合にはファンダメンタルズ (基礎的諸条件)はない」と述べ、株価下落の要因になる要素は見当たらないと の認識も強調した。

その上で、「一部住宅着工が遅れていることもあるかもしれないが、冬柴鉄 三国土交通相は10月からは円滑に建築審査もできる(ようになった)と言ってい る。国内的に言えばまた盛り返してくるのではないか」と述べ、6月の改正建築 基準法施行に伴う審査の厳格化の影響で前年同月比での下落が続いている日本の 新設住宅着工戸数は今月末に発表される10月分から反転し始める可能性があると の認識を示した。

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