中国:10月の貿易黒字、前年比13.5%増の270億5000万ドル(2)

中国税関当局が12日発表した10月の貿易 黒字は前年同月比13.5%増の270億5000万ドル(約2兆9900億円)と、過去 最大となった。人民元が安過ぎるとの米国の批判が一段と強まりそうだ。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト14人の予想中央値では、 308億ドルの黒字が見込まれていた。9月の貿易黒字は同56%増だった。

12月に北京で米中戦略経済対話に臨むポールソン米財務長官は先週、世界 のほかの国々が人民元相場の上昇を容認するよう求めているのに対し、中国の為 替政策は歩調がずれているとの認識を示した。

中国の巨額な貿易黒字に伴い、国内の金融システムには資金が流入しており、 これが10年ぶりの高水準に接近しているインフレ率の抑制や株式・資産バブル の阻止を目指す政府の努力の妨げになっている。

三菱UFJ証券の戸内修自シニアエコノミストは、ポールソン長官に対し、 人民元の一層の自由化に向けて中国を説得するように求める米議会の圧力は今後 も続くとの見方を示した上で、人民元の上昇は中国のインフレ抑制に寄与するだ ろうと指摘した。

10月の輸出は前年同月比22.3%増の1077億ドル、輸入は同25.5%増の807 億ドルとなった。

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