日産自やマツダなど自動車株が下げる、円高イコール収益悪化の象徴

昨年5月以来の1ドル=110円20銭台ま で急速に円高が進行する中、日産自動車が5日続落となったほか、マツダ、ト ヨタ自動車など自動車メーカーの株価が軒並み下げた。東証業種別33指数の 輸送用機器指数は、TOPIXに対する下落寄与度で2位。

SMBCフレンド証券マーケットアナリストの松村茂氏によると、日本の 自動車株について「各社のファンダメンタルは悪くないが、円高イコール収益 悪化懸念なので、売られている」という。

主要自動車会社では、2007年9月期の中間決算で収益拡大の要因として海 外販売の拡大や円安を挙げるところが多かっただけに、急速な円高進行は下期 業績への懸念材料となっている。

マツダの場合、中間期の連結営業利益は前年同期比4.8%増の731億円。 この増減要因を見ると、「売り上げ変動」で28億円減、「為替」で247億円 増、「商品力向上」で48億円減、「コスト削減」で66億円増、「販売費用 増」で11億円減、「その他」で193億円減などだった。

為替レートは1ドル=119円(前年同期は115円)、1ユーロ=162円 (同146円)。

一方、通期(08年3月期)の計画値は前期比0.9%増の1600億円を維持。 想定為替レートは1ドル=115円(前期は117円)、1ユーロ=159円(同150 円)となっており、ドル・円の時価水準は5%弱円高方向にある。

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